聖女の救済/東野 圭吾
¥1,700
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容疑者Xの献身の続編、というか女バージョンに近い。

その深い深い意味合いについては
僕が子供なせいか、120%理解できる
ほどではなかった。

ただし推理小説という面では超弩級です。
物語で言うところの薫(=柴崎コウ)が
福山聴いているところがお茶目。

容疑者Xの献身が、
天才数学者と天才物理学者との対決
でもって話を盛り上げているのに対して、

聖女の救済では、
草薙の直感=否定と
薫の直感=肯定が対決させてあって
ああ、これは容疑者Xのオマージュかと。

なんだか良くわからんですが、
ネタバレになってしまうからね。

女性だとこの特異な価値観もすんなり入るのかな。




流星の絆/東野 圭吾
¥1,785
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全ての東野作品を凌ぐ現代エンタメ最高峰!
殺された両親の仇討ちを流星のもと誓った兄妹。
十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に、
功一が仕掛ける復讐計画。
誤算は、静奈の恋心だった。


ロマンチックでどこか不思議なところが好きだ。

普通はストーリーの後半につれて
引き込まれていくのだけど、これは前半、
もろ前半の部分の描写がよかった。


嫁がドラマにはまっていて、
ストーリーの先をしきりに聞いてくるのだが、
少しでも話したら大方わかっちゃうだろうに。

だから無視しているだが、
夫婦でウンチク語れないのは
致し方ないところ。




そしてフェイバリット。
時生 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥790
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ドラクエ5のような完成度の高い
ストーリー構成が良いっす。

読んで泣いてしまうほどではないが、
ずっとじんわりした気持ちで読んでいけます。

これが最高峰。
ぜひ柔らかい音楽とともに。




おまけで「奪取」
いままで読んだ小説で最も面白かった作品。

偽札づくりに執念を燃やす話。
インクの会社や印刷会社で働いてみたり
最終的にはお札の原料となる
木(みつまた)を育てたり。

これはやばいっす。
新婚旅行中はこれにはまってたな。


奪取〈上〉 (講談社文庫)/真保 裕一
¥750
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奪取〈下〉 (講談社文庫)/真保 裕一
¥750
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